▼ カテゴリ
世の仕組み
お金とは
労働者
格差
学歴
秩序
死刑
ファミリー
介護
犯罪
脅迫
最終更新日時 09/10/03
労働者
 対価を得る目的で、自分自身の労働力を提供する契約を結んだ人を指します。
 
1. 特徴
雇用形態
 雇用と給与の保証の程度により、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトに大別できます。近年では将来の見通し不安から、より切り捨てがしやすい派遣社員のニーズが高まっています。
労働内容
 高度な専門知識や技能が求められる専門職、臨機応変な業務遂行能力と責任が求められる総合職、その他の雑務を請け負う一般職があります。
賃金形態
 労働時間または期間に応じた固定給与の他、業務の実績や能力差に応じた歩合給があります。また労働市場にける需給バランスは、賃金に強く反映されます。
雇用条件
 雇用形態や職場における地位、または賃金差に比例するように勤務に対する裁量や責任が与えられます。
 
2. 労働者の負担
時間の喪失
 雇用時間においては、自分そのものを一時的に雇用者に提供しているという状況から、その時間を自己消費できず喪失していると考えられます。
 ただし職種や就業現場において優遇された地位や状況によっては、労働に従事しながらも自由に消費できる有給相当の余暇を確保できる事があり、実質的な労働密度を 下げる事につながっています。労働密度の低下は、労働者にとっては昇給と同様のメリットがあります。
利益の喪失
 本来生み出せるであろう生涯賃金の想定上の最高額に比らべて、労働において得られる生涯賃金総額は必ず下回る結果になります。その差額が利益の喪失です。いわゆるピンハネが含まれます。
 もっとも想定額については誰も何も保証できないという性質上、現在の生涯賃金総額をもってその上限であると考える事で、利益の喪失について無視する事が可能です。
可能性の喪失
 雇用を継続するために、僅かに残された自己消費の為の余暇や生活の全般についても、現実的な行動制約が生じます。その結果として可能性のさらなる喪失を生み出します。
 日本においては労働者は心得として、あらゆる犠牲はやむ無しと教えられてきています。それを美徳として教え紺で
税金の源泉徴収制度
 法律上、給与の支給前にそこから税金を差し引かれます。節税には確定申告手続きを行う必要があり、その負担と還付までの期間にわたる利息相当額が徴収されたも 同然となります。また手続きを嫌って還付を行わないケースもあります。税制上の優遇ももっとも少なく、本質的には税負担がもっとも大きいと言えます。
 実際には手取り賃金のみを目にするため、税負担について意図的に無視する事が可能です。また累進課税制度を高所得者層に不利なものと考える事で、 差し引かれた額についてまだマシであると自己弁護できます。
 
3. 労働者たるメリット
安定
 一定の収入が得られる事で、長期的な資金計画を立てる事ができます。またルーティンワーク化により労働負担の軽減や私生活との切り分けが容易になります。
終身雇用や組合
 保険としての終身雇用や組合の存在は、労働者にとって大変魅力があります。
免責
 過失無く労働に従事する事以外は免責されます。これは心理的な免罪符ともなり、例えダーティな仕事でもあっても仕事と割り切って正当化する事ができます。
労働観
 心理的に労働を美徳とする根拠に、世の為、人の為に働く事で得られる感謝や賞賛といった他者からの評価が挙げられます。 他者からの好意的な評価を受ける事で心理的な安息感を得られるのは、集団生活を長らく営んできた人間の本能に起因する性質ともいえます。
組織の人事においては、この心理がうまく利用されています。表彰であったり肩書きであったり。机の位置から椅子の肘掛け有る無しなど、さまざまな 形で労働観の充足が為されています。
社会的地位を表章
 失業者や不労者に対する印象には厳しい偏見があるため、大多数が属するであろう労働者という立場にはそれなりの身分保証としての役割も確認できます。 私有財産や不労収得に恵まれた人ですら、他人の注視を反らす目的で労働者を演じていたりします。
 
4. 組織における階級制度
構成
 労働者を効率よく束ねるためにピラミッド構造を為す階級制度があります。一般的にピラミッド階層の上部は経営者層となります。
 
5. 理不尽な現実
他人の為に働かされる
 労働はみな、他人の為の行為です。自発的にはやらない行為です。自分の労働力と時間を、他者に利用されているのです。労働者も売春婦も、実は同じなんです。
奴隷との違い
 奴隷が合法であった時代には、奴隷は売買対象になりました。また購入後も食や居住といった維持費がかかりました。それを上回るメリットがあったから奴隷は成立 したのです。
現代は月給と退職金です。経済的な仕組みは今も昔も同じです。
働けど働けど我が暮らし楽にならず
 奴隷と同じく、その立場ははっきりしているはずです。つまり従う事を前提にしているのです。その根拠はお金が無い事に起因します。
もっとはっきり言えば、不労収得が成立する社会の仕組み上、必ず額に汗して割に合わない就労を強いられる人が出てくるという訳です。
グローバル化や技術革新による空洞化
 グローバル化により賃金の安い外国に生産拠点が移行する結果、経営者側はますます潤う一方、国内の労働者は残された僅かなパイを奪い合う事になり 必然的に収入減となります。
 
6. 心を病む
鬱病
 労働者同士もまた過当競争を強いられます。これは雇用者側がふるうムチです。統計的に必ずは負け込む人が出てきます。ところが労働者は他に行くところが 無いときています。こうなるとストレスが心を蝕み、ますます生き詰まる結果を生みます。
偽装