子どもの脳は買い物計算をどう習得するか?

駄菓子屋で見る光景

100円玉で買い物をする事は、子どもにとっては大いなる試練です。

脳には計算ユニットは無い

脳の神経回路は視覚情報(画像処理)と音情報(音声処理)に特化しており、数値に特化した演算回路は備わっておりません。

実は暗記してるだけ

10円+10円が20円となるのは、計算ではなく記憶によって導き出されます。したがって1+1=2は理解できても、10+10=20と導き出す事はできず、10円+10円となると別の記号の記憶とすらなります。九九なんて語呂合わせ、ほぼほぼ音情報です。

親のやりがちな論理的思考の押し付け

親は往々にして論理的に計算を導き出そうとします。「10円+10円はいくら?」「10+10は?」「じゃぁ1+1は?」といった感じ。子どもにしてみれば、「青と赤を足したら何色?」「青成分と赤成分は?」「#0000ff + #ff0000は?」と問われてようなものです。

親の葛藤と落胆

とくにひどいのは、計算出来ない子どもを店内で叱責したり、落胆したりする行為です。萎縮し逆効果。こうなると母子ともに全く気の毒です。

暗記シート

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