犯罪係数を考察する

犯罪係数を考察する

アニメ「PSYCHO-PASS」の中で描かれた概念。個人のストレス・心理・犯罪傾向等を数値化し、犯罪抑止やQOLの向上に利用される。

たかがアニメの設定と侮ってはいけない

喜怒哀楽といった感情や思考すらも生体反応の為すところにすぎず、外観に無意識下に染み出る挙動の特徴量をAIで抽出・解析して数値化する。

海外ドラマも参考になる

もっとも近いのが「Person of interest」。犯罪者の嘘を見抜く「Lie to Me」。サイコパス犯罪者の心理については「Dextor」が非常に面白い。

例えば人の予測能力

赤の他人であっても身なり・口調・視線や瞳孔、呼吸数、全身の挙動などの情報から一瞬で見極め、危険を察知する事ができるだろう。いわば動物的カンである。そして人間に可能な事は、AIでより正確・高速にできる。

人間の優れた観察眼

非常に遠く離れた人物を観察してほしい。米粒ほどのサイズであっても男女を識別できるはずだ。これはシルエットの歩行時の動きのわずかな差異(骨格の違い)を無意識に見分けられるからだ(見分けられなかった祖先は、それゆえに淘汰された)。

無意識に現れる

興奮すると瞳孔が開いたり、嘘をつくと視線を泳がせたり、怒りで声が震えたり、怯えで手がふるえたり。思考・心理・ストレスと体は顕著な関係性を示す。つまり体はウソを付かない(Lie to Me が参考になる)。

モーショントラッキング

マーカー不要のカメラ単体での骨格のモーショントラッキング、顔識別、心拍数計測までできる。10年前のXBox ですらこのレベル。Meta quest2 でもハンドジェスチャーのリアルタイム検出を可能にしている。今後AIを介して、精密なデバイスを必要とせずに心理を

AIによる音声感情分析はもう実用化されている

電話対応のオペレータ業務においては、すでに相手の音声の周波数から「満足・楽しさ・喜び・怒り・悲しみ・不満・平常」を推測し、役立てているとか。

小さな差異を見抜くというのは人工知能の得意とするところ。膨大な観察データをもとに学習する事で、限りなく公正で正確な犯罪係数を算出する事ができるであろう。

実生活に当てはめてみる{#header_2}

犯罪係数は伝染する

犯罪現場に居合わせると、それだけで自身の犯罪係数も釣られて上がってしまう。アドレナリンが分泌されて興奮状態になるのは生物の自然な防衛反応で、それが犯罪係数を上げると考えられる。トラブルを回避し関わらないように行動しよう。

また犯罪係数の高めの人とも距離を置こう。

ストレスケアをする

犯罪係数を下げるには適切なストレスケア(作中では専用病棟)を行う必要がある模様。睡眠の確保、サプリの接種、音楽は禁止(ロックなど煽情的なもの?)。タブレット、パソコン、TV、ゲームやYouTube も控える。