情報弱者の親

パソコンの相談や修理をよく頼まれます。その経験談になります。

PCネガティブ パパ

コロナ過で休校・オンライン授業に始まり、相談に来る母親と高学年小学生男児がいました。レゴ教室を通じてロボットに興味があり、何を始めたら分からないという相談です。お母さんも熱心です。しかし出てくるのはお金(コスト)の話題。

遅れて登場するパパ。なぜか不機嫌です。それでも当初は乗り気だったのかレゴブースト(ロボットキット)を購入されました。

しかしタブレットやパソコンとなると出てくる言葉は「まだ早いかな~」「元が取れない(高い買い物)」というもの。その言葉には、パソコンを全く使えない親自身のネガティブな意思表示が垣間見えます。子どもは父親のそんな姿勢を敏感にくみ取り、それ以上のおねだりをしません(この子のそういう所こそ賢い。実にもったいない)

##パソコンのスキルは才能ではなく努力して得るもの

Windows が初めて世に出た時のパソコンブームは凄まじく、まさにパソコンを始める絶好の機会でした。そんな時代に大学生や新卒社会人といった世代が今の親たちです。パソコンを始めるタイミングはいくらでもあったのに、いろいろ言い訳して逃げてきたのでしょう。

PCアクティブパパもいる

子どもにパソコンを与え、自らも学んでいくパパもいます。ただし買い与えるだけでは続かない。親も一緒になって学ぶべきです。親のモチベーションが重要です。

ちなみに自分の父親(故) は技術者で、パソコン黎明期の頃から家にはパソコンがありました。プログラミングソフトも出るとすぐに買って腕試ししていました。父は独学で学んでいくスタイルで、置いて行かれないように必死で後を追いかけたものです(教えてくれた記憶はほとんどない)。

子どもを後ろから応援するのと、どんどん先行する親。どちらが良いのでしょうね。